縫取織紬着物「クリスティーヌ」
Completed: 2009
Material: Silk
Prize: 第43回日本伝統工芸染織展 入選
タテ糸は絹糸42中4本合わせ、ヨコ糸は真綿紬糸3匁を使用し、カリヤス、インド茜、クチナシ、藍、コチニール、ログウッド、丁子、スオウの様々な重ね染めによって染織した。
縫取織の習得初期の作品のため、柄は最も簡単に動きを表現できるという理由から三角形を多用している。タテ・ヨコ糸による地のぼかしと縫取り糸による求心的な柄の配置によって、オペラ「オペラ座の怪人」の世界観を表現した。