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©︎ Shiho Yoshizawa
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展覧会名:Weaving study:素材へのまなざしと手仕事

日程:2025/04/03(木)- 04/24(木)

場所:東北芸術工科大学 本館1階 THE WALL

糸を染め、布を織る分野を「染織(せんしょく)」と呼びます。そのほかにも、染色、テキスタイルデザイン、ファイバーアートなど呼び方は様々ですが、主に繊維を素材として扱う分野のことです。私が19歳の頃、生涯をかけて取り組もうと決めたのもこの染織の世界でした。

 

工芸の他分野と同様に、染織史を辿れば新石器時代にまで行き着き、人類史と共にある技術です。人が動植物から得た繊維を組織化し一枚の布に織り上げるまでの知性の発達を考えるとそれはきっと革命的なことであったと考えられます。一方で現在では、テキスタイルというとファッションやインテリア分野のイメージが強いはずです。全産業の中で最も環境負荷が高いと言われているファッション業界、大量の布が高く積まれてゴミの山となっている光景を写真や映像でみたことがある人も多いと思います。産業としてのテキスタイルには生産する側の責任も問われています。

 

そこで参考にしてもらいたいのが工芸としての染織の世界です。手仕事による様々な技法や技術を駆使して制作された布には、モノとしての魅力だけでなく、その背景にある素材や道具、それらを成り立たせている環境、人間の知恵と工夫の歴史が詰まっています。ただ消費される商品ではない、または個人の表現物だけでもない、様々な情報を運ぶメディアなのです。

制作協力

金山杉(板材・加工):金山町森林組合

アイアン什器:Machi-hub

展覧会メインビジュアル 

Graphic design:水迫涼汰

Photo:フォトグラファー志鎌康平

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