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Portfolio

第2回京都クラフトアンドコンペティション

"Bamboo × Insect frass tea mat"
第2回「TRADITION for TOMORROW」展
会場:京都伝統産業ミュージアム(みやこめっせ B1F) @kyotomuseumofcraftsanddesign
会期:2026年2月7日(土)〜3月22日(日) 10:00~18:00(入館は17:30まで)

第6回金沢・世界工芸トリエンナーレ

【第6回金沢・世界工芸トリエンナーレ】
公募展「2025金沢・世界工芸コンペティション」、フォーラム「第11回金沢・世界工芸都市会議」、特別展「金沢の工芸の今」展で構成されます。公募展では、世界各国から寄せられた作品の中から特に優れた作品を展示。また、ロエベ財団クラフトプライズ2025受賞作品も併せて展示、工芸の多彩な表情を紹介します。フォーラムでは公募展審査員やゲストとともに、工芸の現在、未来について語り、工芸の持つ可能性を探究します。特別展では、会場近隣のギャラリーと連携し、多様な金沢の工芸を紹介します。

期間:2025年11月8日(土) - 2025年11月26日(水)10:00〜18:00 ※最終日入場は閉場の10分前

会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA(1階)市民ギャラリーB(地下1階)

主催: 金沢・世界工芸トリエンナーレ開催委員会

共催: 金沢市、金沢市工芸協会、金沢21世紀美術館[(公財)金沢芸術創造財団]、(一社)金沢クラフトビジネス創造機構

特別協力: 北國新聞社

後援: 総務省、外務省、文化庁、石川県、金沢商工会議所、石川県伝統産業振興協議会、NHK金沢放送局、MRO北陸放送、金沢美術工芸大学
協賛:金沢商工会議所、株式会社北國銀行、日機装株式会社、三谷産業株式会社
協力:ロエベ財団、ミケランジェロ財団

Weaving study:素材へのまなざしと手仕事

展覧会名:Weaving study:素材へのまなざしと手仕事
日程:2025/04/03(木)- 04/24(木)
場所:東北芸術工科大学 本館1階 THE WALL

糸を染め、布を織る分野を「染織(せんしょく)」と呼びます。そのほかにも、染色、テキスタイルデザイン、ファイバーアートなど呼び方は様々ですが、主に繊維を素材として扱う分野のことです。私が19歳の頃、生涯をかけて取り組もうと決めたのもこの染織の世界でした。

工芸の他分野と同様に、染織史を辿れば新石器時代にまで行き着き、人類史と共にある技術です。人が動植物から得た繊維を組織化し一枚の布に織り上げるまでの知性の発達を考えるとそれはきっと革命的なことであったと考えられます。一方で現在では、テキスタイルというとファッションやインテリア分野のイメージが強いはずです。全産業の中で最も環境負荷が高いと言われているファッション業界、大量の布が高く積まれてゴミの山となっている光景を写真や映像でみたことがある人も多いと思います。産業としてのテキスタイルには生産する側の責任も問われています。

そこで参考にしてもらいたいのが工芸としての染織の世界です。手仕事による様々な技法や技術を駆使して制作された布には、モノとしての魅力だけでなく、その背景にある素材や道具、それらを成り立たせている環境、人間の知恵と工夫の歴史が詰まっています。ただ消費される商品ではない、または個人の表現物だけでもない、様々な情報を運ぶメディアなのです。

制作協力
金山杉(板材・加工):金山町森林組合
アイアン什器:Machi-hub
展覧会メインビジュアル 
Graphic design:水迫涼汰
Photo:フォトグラファー志鎌康平

Weaving Cedar Tapestry

Weaving Cedar Tapestry
Completed: 2024
Material: Cedar Leaves, Cedar Branch, Linen yarn
Size: (A)W550 D50 H500, (B)W500 D50 H410, (C)W400 D50 H500,    (D)W340 D50 H460

独楽撚り道具「づんぐり」

独楽撚り道具「づんぐり」
Completed: 2024/03/24
Material: Wood(Hinoki), Brass​

織物工場へ取材する中で、廃材である「ステ耳」の中にも素材として扱うことが難しいものがあることを知りました。同じ廃材でもそのまま糸として織ることが可能だった金襴織物のステ耳と異なり、表装織物などのステ耳は、ふさの部分が短く抜けやすく、手仕事の素材として扱おうにも容易に動いてしまい扱いにくいのです。現在、廃材のアップサイクルは盛んですが、それでも廃材の中の廃材とされるようなそのままでは素材として扱うことが難しいものがあることも確かです。

テキスタイルが出来上がるまでには、糸の段階での撚糸(ねんし)という工程が欠かせません。そこには、そのままでは弱く脆い繊維を強くしなやかにして、織ったり染めたりする作業に耐える素材にするという意味があります。
このことを利用して、廃材の中の廃材である「使えないステ耳」を「使えるステ耳」へ生まれ変わらせることはできないかと考えました。そのために、まず道具を作ることから始めることにし、撚糸道具「独楽撚り」の復元を行いました。
「独楽撚り」は、米沢藩では「づんぐり」と呼ばれ下級武士の仕事だったとの記録があります。現在では、和楽器弦を撚るために滋賀県の丸三ハシモトさんが行っているのが唯一のものです。

取材協力:米沢繊維協議会(山形)、鳥羽屋(京都)、稲垣機料(京都)

参考資料:『工藝』91号(1938)、『江戸時代初期の八丁撚糸機開発と縮緬の発達』田辺義一(2014)「日本染織発達史」角山幸洋 田畑書店(1968)

ハタ屋さんの「ステ耳」で織るカラフルなチェアクッション

WORKSHOP : ハタ屋さんの「ステ耳」で織るカラフルなチェアクッション
2024/03/09
​@鎌倉 Casa de paño

円形の織り機を使い、スツールやベンチにフィットするチェアクッションを作ります。素材は金襴織物の製造過程で発生する余分な糸「ステ耳」。金糸、銀糸、色とりどりのステ耳の中から色を選んだり、織り方や美しく仕上げるコツを学びながら、「ステ耳」を生活空間に彩りを添えるアイテムに生まれ変わらせます。

JOMON BANGLE

JOMON BANGLE
Completed: 2023
Material: Linen, Lacquer, Rice paste
Size: W40 D75, Inner circumference 235

JOMON BANGLE は染織作品の制作上やむを得ず発生してしまう端材糸と漆から作られる装身具です。

天平の仏像などに見られる漆芸の乾漆造技法を参考にして、縄に綯った端材糸を漆と米糊で接着、造形し、硬化後にさらに漆を塗り重ねました。漆の艶のある表面に僅かに縄模様が透けて浮かぶ独特の表情が魅力的です。

私は染織が専門分野ですが、工芸全般に興味関心があります。はじめは専門外である漆芸に手を出すことに躊躇いがありましたが、工芸の各分野を手仕事として俯瞰して捉えることで工芸分野の壁を飛び越えてつながり合い新たな工芸の地平を目指したいと思い制作を進めました。

SHIBO series

SHIBO series
Completed: 2023
Material: Linen, Ramie
Size: Size:

SHIBO series NOREN 2022

SHIBO series NOREN
Completed: 2022
Material: Linen, Ramie
Size: Size: W1200 H1500
chosen (in a competition): 2022年度 日本民藝館展 入選

KIMONO series 思羽

縫取織着物「思羽」
Completed: 2018
Material: Silk

KIMONO series 雲居のオリオン

縫取織紬着物「雲居のオリオン」
Completed: 2017
Material: Silk
Prize: 第41回女流工芸展 埼玉県知事賞

KIMONO series 錨

縫取織紬着物「錨」
Completed: 2015
Material: Silk
Prize: 第39回女流工芸展「縫取織着物 錨」埼玉市長賞

KIMONO series 小夜

縫取織着物「小夜」
Completed: 2012
Material: Silk
Prize: 第65回埼玉県美術展覧会 埼玉県美術家協会賞受賞

夜空に舞う野薔薇と、陽射しの中咲く朝顔によって、 小夜という夜と朝の間の曖昧な時間帯を幻想的に表現した作品である。極細の未精錬絹糸をタテ・ヨコ 糸に使い、冬青の鉄媒染で明けゆく前の夜空の色を染め、冬青とコチニールのアルミ媒染で明るくなり 始めた地平線の色を染めた。

縫取糸には金糸、銀糸、紬糸など様々に染めた糸を入れ、浮糸を長く浮かせた部分と組織織によって馴染ませた部分で立体感や色の違いを多様に感じることができるよう工夫した。

KIMONO series 春の宵の夢

縫取織紬着物「春の宵の夢」
Completed: 2010
Material: Silk​

KIMONO series 水のパヴァーヌ

縫取織着物「水のパヴァーヌ」
Completed: 2009
Material: Silk
Prize: 第49回東日本伝統工芸展 入選

KIMONO series 夢際

縫取織着物「夢際」
Completed: 2007
Material: Silk

Bamboo × Insect frass tea mat

Bamboo × Insect frass tea mat
Completed: 2025
Material
竹の皮、綿糸、昆虫のフン(緑はナナフシ×アダン、黒褐色はオオミズアオ×ネジキ)
Techniques
絣染、昆虫のフン染め、縫取り織、手織り
Size: W420 D470
​Photo
Shikama Kohei

Material hug cushion

Material hug cushion

Material
タテ糸:ラミー
ヨコ糸:コウゾ シナ 竹の皮 
染料:昆虫のフン ペンタス

Technique
絣染め 縫取り織 座布団の成形 角出し 縫製

Size
450×350×110mm(フサ部分含む)

Weight
448(g)

『Material hug cushion 』は「素材を抱く」というテーマのもとに制作しました。本作では、山形で採取したコウゾ、シナ、竹を用いていますが、それぞれの地域的あるいは環境的な違いを強調するのではなく、植物を繊維に加工し、染め、織るという共通のプロセスに焦点を当てています。

Vege mat


"Vege mat"
Completed: 2025
Material: Cotton 100%
Size: W470 D760
​Photo: Kohei Shikama

アボカドとタマネギで染めたコットン100% のマット。

日常的に家庭のキッチンで廃棄される2 種類の野菜を使って、染めと織の技法によって多彩な色や形の表現が生まれることの面白さを感じさせる作品です。

タマネギ、アボカドはアルミ媒染と鉄媒染の濃淡によって、それぞれ3色に染め分けられています。刺繍のように見える柄は、縫取り織の技法によって織り込まれていて、凹凸が足裏に楽しい触感を生み出します。

JOMON BANGLE Package

JOMON BANGLE package
Completed: 2024
Material: waste paper
Size: W150 D150 H150

端材糸を使ったBANGLEを包むものに新しい紙を使ったパッケージは使えない。

ストーリーに沿ったパッケージを作るために、まずは紙を作ることにした。家庭から出る資源ゴミである紙類、数ヶ月分を一週間ほど水につけておくと糊が溶けて、内側のパルプ材だけを剥がすことができる。これをミキサーで細かくし、紙漉きの要領で木枠に流し込んで乾燥させる。

乾燥の過程で、縄文原体と呼ばれる縄を転がし、紙の表面に縄目をつける。これは縄文土器と同様に圧痕として、乾燥後も紙の表面に残り、JOMON BANGLEの縄目と静かにリンクする。

紙はできるだけ糊付けなどの加工を行わないよう、切り込みを入れた部分を折って重ねていくことだけで成り立つ構造になっている。両側が4枚重ねになることで運搬に対する強度もある。​紙を漉く道具である木枠は、このパッケージのサイズに合わせて制作したため、仕立てる際に切り落とす部分はほとんどない。

素材である資源ゴミの様相によって一つ一つ色味が異なり、工芸品のように手間のかかるパッケージだが、包むだけでなく、その後もBANGLEの展示台として、オブジェとして身近に置いておきたくなる愛おしいものになった。

ステ耳チェアクッション

ステ耳チェアクッション
Completed: 2024
Material: Cotton​

生地を織る際に布の両端に出てしまう「ステ耳」を「独楽撚り」と呼ばれる撚糸道具を使って撚りをかけ、丈夫な素材(糸)に加工し、チェアクッションを織り上げた。ステ耳は織物工場特有の廃材でもあるので、決まった色が一定数手に入るわけではない。少量多色という特徴を生かして配色で遊ぶことのできるデザインを考えた。このチェアクッションを繰り返し織るために、丸い織り機と撚糸道具も設計・制作した。工芸におけるオリジナリティーは道具から。成果物だけにとどまらない工芸の全体像を伝えたい。

Weaving Christmas Tapestry

ワークショップ「スパイスで彩る Weaving Christmas Tapestry」
2023/12/03
@鎌倉 Casa de paño

鎌倉のクリエイティブスタジオCasa de pañoで植物を織物のヨコ糸として用いたワークショップを開催しました。

小枝を枠に見立て、麻紐でタテ糸をはり、ヒバやヒムロスギなどの針葉樹やプリザーブドフラワーをヨコ糸にして、ツリー型のタペストリーを織りあげました。針葉樹を織り込む手加減にみなさんの個性がでて、仕上がったタペストリーはどれも魅力的でした。

一越に入れる量は少なくても、密度高く織り込んだものは、まるで絨毯のように硬いテクスチャーに。一方で一越に入れる量を多めにして、ふんわり柔らかく織り込んだものは立体感ある仕上がりになりました。また、針葉樹の枝にも裏表があり、うまく表のふんわり立体感のある部分を表面に織り込めたものはより豊かな立体感が生まれていたように思います。ヒバは先の黄色い部分をうまく配色することで華やかな印象をもたせることができましたし、ヒムロスギはヒバよりも細かい枝葉なのでより密度高く織り込め、全体に柔らかい表情が生まれます。

フラワーコーディネーターの櫻井さんの視点には、多くのことを気付かされましたし分野をこえて一緒にものを作ることはものづくりの豊かさに気づく体験でもありました。

Open wrinkles -Square,Oblique,Grid-

Open wrinkles –Square,Oblique,Grid–
Completed: 2023
Material: Linen, Ramie
Size: W1800 H2300

Square,Oblique,Gridの3枚の布からなる作品。真っ白なラミー糸とグレイッシュなリネン糸を自然の色のまま使い織り上げた。

縫取り織という刺繍のように柄を縫取りながら平織りする織技法を用い、織り上げた後、お湯で揉んで 「シボ」と呼ばれる表面の凹凸を出した。シボとは 「シワ」でもある。シワを伸ばして立体を作る方法については、折り紙作家のポール・ジャクソンの書籍からヒントを得た。また、これは羽化した蝶の羽が伸び、花の蕾が開くように、自然が教えてくれる方法でもある。部分的にシボを伸ばして、建築構造における梁のように繋げたり、ザルなどの型を使って伸ばした部分を布海苔という海藻から作った糊で固 定した。

この糊はお湯で洗えば落とすことができ、何度でも新しい形にシボを伸ばすことができる。様々な工程を経て作られる布は、その工程ひとつひとつの中にアレンジする楽しさが潜んでいる。

柿渋 series

柿渋タペストリー "Kakishibu-a,b,c"
​Size: W950 H1070
Completed: 2023
Material: Linen,Ramie

Towel COMPOSITION

Towel "COMPOSITION"
Completed: 2021
Material: Linen,Ramie
Size: W600 D600

KIMONO series 大理石の庭

縫取織着物「大理石の庭」
Completed: 2018
Material: Silk

KIMONO series 百千鳥

縫取織着物「百千鳥」
Completed: 2016
Material: Silk

KIMONO series 修羅

縫取織着物「修羅」
Completed: 2013
Material: Silk

​タテ糸・ヨコ糸共に、未精錬の極細絹糸を用いて、インド茜、コチニールで数色に染め分けて縞立てを行った。縫取り織は、観葉植物であるドラセナの葉で染めたオレンジ系のベージュや苅安と藍の重ね染めによる緑を使用し、渡り糸を長くとることで立体感のあるおおらかな表現を目指した。これは桃山時代の小袖に多く見られる渡り縫いと呼ばれる刺繍を手本にしている。

KIMONO series 蝶よ 花よ

縫取織紬着物「蝶よ花よ」
Completed: 2012
Material: Silk
Prize: 第67回埼玉県美術展覧会 埼玉県美術家協会賞受賞

タマネギ、クチナシ、タンガラのアルミと鉄の媒染によって、黄色〜茶色を染め、縫取り糸はカリヤス、茜、藍を重ねることで色数を増やしている。能衣装の柄たてを見本に、金蒔絵のような華やかさを布によって表現できないか挑戦したデザインである。

葉や茎の部分は、藍の浸染回数によって濃淡を様々に染めわけた縫取り糸を用いて作品に奥行きを感じるように工夫した。

KIMONO series シリウスに向かって

縫取織紬着物「シリウスに向かって」
Completed: 2010
Material: Silk

KIMONO series クリスティーヌ

縫取織紬着物「クリスティーヌ」
Completed: 2009
Material: Silk
Prize: 第43回日本伝統工芸染織展 入選

タテ糸は絹糸42中4本合わせ、ヨコ糸は真綿紬糸3匁を使用し、カリヤス、インド茜、クチナシ、藍、コチニール、ログウッド、丁子、スオウの様々な重ね染めによって染織した。

縫取織の習得初期の作品のため、柄は最も簡単に動きを表現できるという理由から三角形を多用している。タテ・ヨコ糸による地のぼかしと縫取り糸による求心的な柄の配置によって、オペラ「オペラ座の怪人」の世界観を表現した。

KIMONO series 春灯白木蓮

縫取織着物「春灯白木蓮」
Completed: 2007
Material: Silk

New harmony tea mat

New harmony tea mat

Material
Ramie, Silk, Cedar, Insect poop
(緑はナナフシ×アダン、紫はオオシモフリスズメ×サクラ)

Technique
Single-sided embroidered weave, Insect poop dye

Pattern design
Ryota Mizusako (虫喰い柄)
Satoka Abe(杉の枝葉)

Photo
Shikama Kohei

In collaboration with
白峰産業 伊丹昆虫館

New Harmony –Insect poop, Cedar, Pine–

New Harmony –Insect poop, Cedar, Pine–​
Completed: 2025
Material: Silk yarn, Ramie yarn, Insect poop(7 types), Cedar, Pine

Size: W2000 D1000

昆虫のフンと針葉樹の間伐材で染めた布によって、昆虫と植物の関係を色彩で表現した。生き物たちが影響を与え合いながら調和しているこの世界を、重なり合い鱗のように広がる布片によって可視化した作品である。

タテヨコにラミー糸、縫取り織で絹糸を織り込み、一枚の布の中に染めつきの違いによるグラデーション効果を生み出した。色素の抽出方法や媒染方法を変化させることで1 種類のフンや植物から9 種の色を染め分けた。

Atelier

Atelier

©︎ Kohei Shikama

SHIBO series NOREN 2024

SHIBO series NOREN
Completed: 2024
Material: Linen, Ramie
Size: W1060 H1160

Exhibition「素材へのまなざしと手仕事〜ステ耳study〜」

Exhibition「素材へのまなざしと手仕事〜ステ耳study〜」
2024/03/09 − 2024/03/10
@クリエイティブスタジオCasa de paño
https://www.casadepano.com/
入場料:無料
素材協力:光織物
企画・運営:クリエイティブスタジオCasa de paño
制作:染織作家 安部里香

展示会にいらしたお客さまに共通していたのは、「テキスタイル」「素材」「手仕事」への興味だったように思います。 興味の方向が同じ方々とゆっくりお話しできてとても有意義な2日間でした。

よくある企画展がメインで、そこに見合うワークショップを考えたのではなく、ワークショップメインで考えていたところから企画展へ発展させたという流れは、割と新鮮なのではないかと思います。企画展メインの構想では生まれなかった視点がたくさん盛り込まれた展示になりました。

わたしたちが光織物さんのステ耳という廃材に一目惚れして始まった一連の企画は、ストーリーや意味を大切にしながら言葉を選んだり構成を考えました。 廃材だったものに価値を与えることはとても素晴らしいことですが 社会にとっていい取り組みだからとか正しいことだからというような堅苦しいものにはしたくありませんでした。 ステ耳は単純に綺麗で可愛い。そこから生まれたチェアクッションもぬいぐるみのように愛おしい。 そんな素直な気持ち、正直な感想をわたしたちが共有していたことが展示の構成や内容に表れていたと思います。

本来捨てるはずだったものが、手仕事によって価値あるものになることは今の言葉でいうとアップサイクルですが、金継ぎや、刺し子、裂き織りのように社会にとっていいことだからとかサスティナブルだからとわざわざ言うまでもなく、単純にいいものであるから残ってきたし、これからも残るのでしょう。 共通しているのは民衆の知恵と、誰でもできる共有の手仕事であるということです。

わたしたちのステ耳studyのワークショップも目指すところはそのようなものなのかもしれません。

JOMON BANGLE styling

JOMON BANGLE
Completed: 2023
Material: Linen, Lacquer
Size: Inner circumference 23.5 cm, diameter 7.5 cm, width 4.0 cm

re-deyd

SHIBO Scarf

SHIBO Scarf
Completed: 2022
Material: wool, alpaca

KIMONO series 月下の森

縫取織着物「月下の森」
Completed: 2021
Material: Silk
Prize: 神奈川県美術展 奨励賞

​アイヌのユーカラ、梟の神が自ら歌った謡「銀の滴 降る降るまわりに」をモチーフにした作品。

森の木々から伸びる月影の中を音もなく飛ぶ梟の目線を表現した。縫取織で月影を描写し、おおらかに移り変わるグラデーションは月光のあたたかさを感じさせる。

「銀の滴降る降るまわりに,金の滴
降る降るまわりに.」という歌を私は歌いながら
流れに沿って下り, 人間の村の上を
通りながら下を眺めると-

『アイヌ神謡集』知里幸惠 岩波書店 1978年

KIMONO series 君知る​や かの国

縫取織着物「君知るや かの国」
Completed: 2017
Material: Silk
Prize: 第51回日本伝統工芸染織展 入選

青の濃淡だけでなく、緑や黄色の色糸をぼかし技法を用いて織り込むことで、濃密で複雑な色味に仕上げた。縫取織で南国の鳥と葉脈を思わせる柄を描き、 浮糸の絹が微かに光り、陽光が差し込んだような効 果を得ている。

ゲーテの長編小説『ヴィルヘルム・マイスターの修 行時代』の「ミニョンの歌」がモチーフである。

君知るや レモン花咲く国
暗き葉かげに黄金のオレンジの輝き
なごやかな風 青空より吹き
銀梅花は静かに 月桂樹は高くそびゆ
君や知る かしこ
彼方へ 彼方へ 君と共にいかまし

KIMONO series ゆかし菫野

縫取織紬着物「ゆかし菫野」
Completed: 2016
Material: Silk
Prize: 第40回女流工芸展 埼玉県議会議長賞受賞

Fukusa LEAF

Fukusa LEAF
Completed: 2013−
Material: Silk
Size: 160×145(LEAF M) 285×270(LEAF L)
着物を織り上げた際に余る布を使って手縫いでふくさに仕立てた。

KIMONO series ジゼル

縫取織紬着物「ジゼル」
Completed: 2011
Material: Silk
Prize: 第66回埼玉県美術展覧会 入選

タテ糸に平絹、ヨコ糸に紬糸を使用し、五倍子(ヌルデ)の鉄媒染で染めた銀鼠を主役に配色した。ヨコ糸の入れ方によって、横縞、千鳥格子の部分など地の柄に変化を持たせた。縫取り糸もヨコ糸と同じ太さの紬糸を用い、エンジュや藍で染めわけた。

クラシックバレエの演目「ジゼル」をテーマに、ジゼルの純粋さを表す百合の花と、コールドバレエの移り変わるフォーメーションをイメージした柄を静かなグレーの空間に浮かぶように配置した

KIMONO series 眠れる人魚

縫取織紬着物「眠れる人魚」
Completed: 2010
Material: Silk
Prize: 第50回東日本伝統工芸展 入選

KIMONO series われても​末に 逢わんとぞおもふ

縫取織着物「われても末に 逢わんとぞおもふ」
Completed: 2008
Material: Silk
Prize: 第20回全国染織作品展 入選

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